コロナ禍で家庭内暴力が大きく増加 タイ南部は特に深刻
タイ健康促進基金の発表によれば、新型コロナの感染拡大に起因する収入の減少や飲酒量の増加を原因とする家庭内暴力が増加している。同基金が全国を対象に調査を実施したところ、移動制限などの新型コロナ対策が施行される前と比べ家庭内暴力が66%増加しているという。地域別の増加率は南部が最も高く、バンコクが最も低かった。
社会開発人権保護省男女平等促進課によれば、過去4年間における家庭内暴力の発生件数は年間1400件あまりで、1日当たり平均約4件となっている。