タイ保健省 中国製ワクチンの追加の情報を請求 効果を疑問視する声も
タイが購入を予定している新型コロナワクチンには中国のシノバック・バイオテク社製も含まれるが、その有効性を疑問視する指摘があることから、保健省は同社にワクチンに関する追加の情報提供を請求している。
報道によれば、ブラジルの政府関係者はこのほど、「シノバク製ワクチンの予防効果は50・4%程度にとどまる」と指摘。この数値は国際的なワクチン承認基準を上回るものの、シノバック社が先に発表した78%を大きく下回るものとなっている。
ただ、保健当局は重大な問題とは捉えておらず、保健省医学局のスパキット局長は1月13日、「200万回分のシノバク製ワクチンを入手して2月から接種を開始するという計画に今のところ変更はない」と説明した。