ワクチン接種計画 第1段階で高齢者ら1900万人に接種
タイ政府は新型コロナワクチンの調達に時間がかかりすぎているなどの批判が出ているが、プラユット首相はこのほど、ワクチン計画の第1段階として1900万人への接種を予定しており、2月14日に開始することを明らかにした。まずアストラゼネカ製ワクチン5万回分が接種されるというが、具体的にどのように接種が進められるかは明らかにされていない。
接種対象の1900万人は、医療従事者、新型コロナ問題に対応している政府職員、60歳以上の人々、重症化リスクのある病気にかかっている人など。全人口の5分の1を占める18歳未満の者や妊婦などは接種の対象外となっている。
なお、プラユット首相は批判に対し、「国民が当初期待していたほど迅速に新型コロナ問題を解決できておらず、謝罪する」と述べる一方で、「互いに批判し合っていても何も解決できない」と付け加えた。