アストラゼネカ製コロナワクチン 保健省が急きょ接種を延期
これまでにタイに届けられた新型コロナワクチン2種類のうち英アストラゼネカ社製のものは3月12日に接種が開始され、プラユット首相を含む閣僚などがノンタブリ県にある保健省の施設で接種を受ける予定だったが、保健省は同日朝、欧州でアストラゼネカ製ワクチンの接種を受けた人に血栓ができるケースが報告されていることから、接種の開始を先延ばしすることを急きょ決めた。
アストラゼネカ製ワクチンは当初、2月28日に接種が開始される予定だったが、品質検査が必要なことから接種開始が3月半ばに延期されていた。
なお、キアティプム保健事務次官によれば、接種を受けた人に血栓ができたと報じられている欧州では地元で製造されたアストラゼネカ製ワクチンが接種されているが、タイが調達し、現在保有しているのは韓国の工場で製造されたものという。