新型コロナワクチン接種迅速化のため権限一元化へ

タイ国民へのワクチン接種について「時間がかかりすぎている」といった政府批判の声が上がっているが、政府は新型コロナ対策にかかわる権限を一元化することでワクチン接種の人数を３カ月のうちに約3000万人、年内に約5000万人に増やす方針だ。

さらに、ワクチン配布効率化のために官民協力を促進するとともに国の医療システムが直面している負担を軽減するため機動的なワクチン計画を打ち出す方針という。具体的には、感染者が治療を受ける施設である病院がワクチン接種者で混雑するのを回避すべく、会議施設、スポーツセンター、ホテルなどをワクチン接種会場として利用してゆく予定とのことだ。