コロナワクチン接種の予約進まず 政府広報キャンペーン実施へ
アヌティン保健相によれば、集団免疫を達成して新型コロナの感染拡大に歯止めをかけるべく政府が新型コロナワクチンの接種キャンペーンを積極的に展開しているものの、接種の予約をした人数は政府目標の1割程度にとどまっている。このため政府はワクチン接種の有用性などを知らせる広報キャンペーンを実施する予定だ。
保健省の統計では、5月10日時点で7月開始予定のワクチン集団接種の予約を済ませたのは160万8006人で、これは政府が優先接種対象としている60歳以上の高齢者と基礎疾患のある人の合計1600万人の約10%にとどまっている。
アヌティン保健相は、「ワクチンへの国民の信頼を高める必要がある。広報キャンペーンでは接種を受けることの重要性などに重点が置かれる予定」としている。