タイで免疫学研究者が中国製ワクチン2回接種後にコロナ感染
国立マヒドン大学付属ラマティボディ病院医学部に所属する免疫学者のプラパポン博士はこのほど、中国シノバック製ワクチンを2回接種したものの、新型コロナに感染したと明らかにした。ワクチン接種直後の中和抗体のレベルは92・9%だったが、2か月後には65・7%にまで減少しており、この時期に検査したところ陽性反応が出たとのことだ。同博士は、「今流行っている新型コロナウイルスは感染力が強く、ワクチンを2回接種した人でも感染し、人にうつす可能性がある」としている。
なお、日本の厚労省によれば、日本で多くの人に接種されている米ファイザー社ワクチンについては、「発症予防効果は約95%と報告されている」ものの、「現時点では感染予防効果は十分には明らかになっていない」とのことだ。