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中国製ワクチン追加購入について保健当局が釈明 「入手しやすいため」

政府が先に中国シノバック製ワクチン1090万回分を61億バーツで購入することを決めたことに一部で批判的な意見が出ているが、保健省疾病対策局の担当者は7月8日、シノバック製ワクチンが比較的入手しやすいワクチンだから購入することを決めたと説明するとともに、他のメーカーのワクチンを注文した場合、タイに届くのは今年第4四半期(10-12月)になるとの見通しを示した。

今回の政府の決定については、タイ弁護士協会のナリンポン会長などから「中国製ワクチンは感染が急速に拡大しつつあるデルタ型変異株(インド由来)にはあまり効かないのではないかと疑われており、政府は国民の健康を守ることを第一に考えていない」といった批判意見が出ている。

タイでは中国製ワクチンへの不信感からか米国のファイザー社やモデルナ社が製造しているmRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンの輸入、接種を求める声が強まっている。

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