新型コロナの経口治療薬 入手に向けて米製薬会社と交渉中
米国の製薬会社メルクが開発中の新型コロナの経口治療薬について、保健省医療サービス局のソムサク局長はこのほど、タイ政府が20万クール分(最大20万人分)を入手すべく同社と交渉中であると明らかにした。
臨床試験に関する同社の中間報告によれば、この薬を使うことで新型コロナ感染者が入院したり、死亡したりするリスクが半減。同局長によれば、メルク社側には一連の治療20万クール分の経口治療薬を発注しており、同社との売買契約はこの数日のうちに締結できそうだという。
なお、この薬を購入できるかどうかは米食品医薬品局の承認にかかっているが、物事が順調に進めば12月にもタイに届けられる見通しだ。