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今年の輸出見通し タイの主要経済団体が下方修正

タイの主要経済団体などで構成されるタイ商業・工業・金融合同常任委員会(JSCCIB)はこのほど、今年下半期はタイからの輸出がさほど伸びないと予想されることなどから、今年のタイの輸出成長見通しをこれまでのマイナス1%からマイナス2%に下方修正した。最良のシナリオでも今年の輸出はゼロ成長にとどまる見通しという。

JSCCIB幹部であるタイ銀行協会のパヨン会長によれば、中国経済が当初予想されたほど成長しないと考えられることや金利の上昇傾向などで世界経済の成長が減速するとの見通しが出ていることなどが今回の下方修正の要因とのことだ。

また、同じくJSCCIB幹部のタイ工業連盟(FTI)のクリエンクライ会長は、「観光収入だけに頼ってタイ経済を成長させることはできない。政府は予算投入を増やして今年5月まで8カ月連続で減少中の輸出を促進してタイ経済の成長に弾みを付ける必要がある。新政権がスムーズに誕生すれば、早期の投入予算拡大が期待できる」と話している。

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