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新政権の誕生遅れれば経済損失は5000億バーツに

タイ商工会議所大学(UTCC)によれば、首相指名選挙の1回目の投票でピタ前進党党首が首相に選ばれず、新政権誕生に時間がかかる可能性が高まっているが、これが暴力的な抗議運動に発展した場合、観光業などが影響を受け、経済的損失が5000億バーツあまりに上るほか、GDP成長率を1ポイントほど押し下げることが懸念されるという。

タナワットUTCC学長は7月13日、「首相選の投票結果はタイ経済回復の重要な指標と考えられる。企業を対象とした最近のUTCCの調査で、新政権誕生の遅れ、ひいては景気回復策の遅れを企業が懸念していることが判明した」と述べている。

また、同学長によれば、新政権誕生が10月以降にずれ込んだ場合、予算編成が来年第2四半期(4~6月)まで遅れ、政府による公共投資などに様々な影響の及ぶことが危惧されるとのことだ。

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