プーケット県がベトナム人観光客誘致へ ホーチミンなどで説明会開催 越語人材雇用も
タイ南部の観光の島、プーケット県の観光当局はこのほど、ベトナムから同県を訪れる観光客を増やすため同国でタイ観光促進の説明会などを行った。プーケット県では今年、同県を観光するベトナム人を12%以上増やしたいと考えている。
今回の誘致活動は、プーケット観光協会(PTA)と県行政事務所(PAO)が5月21から23日にかけてベトナムのハノイ市とホーチミン市で開催した。タネートPTA会長は、「昨年1年間に100万人を超えるベトナム人観光客がタイを訪れているため、プーケットを訪れるベトナム人を増やしたい。ただ、プーケットとベトナムをつなぐ直行便はなく、昨年訪タイしたベトナム人103万人のわずか8%しかプーケットを訪れていない。今年は誘致活動でプーケットに来るベトナム人を15万人以上に増やしたい」と述べている。
タイ国政府観光庁(TAT)ホーチミン支部によれば、ベトナム南部の現役世代は比較的裕福で、旅行に興味のある人も多いため、プーケットの観光的魅力をアピールすれば、訪れる人が増えることが期待されるという。このほか、ベトナム語を話すホテル従業員や観光ガイドがいれば、ベトナム人誘致に非常にプラスになるとのことだ。