消費者信頼感指数が7カ月連続で下落 消費者の多くが洪水被害の拡大を懸念
タイ商工会議所大学(UTCC)はこのほど、9月の消費者信頼感指数が過去14カ月で最低を記録したと発表した。これで同指数は7カ月連続で前月比減となった。
世界経済の減速やタイで起きている深刻な洪水被害が要因。また、最近の中東紛争やタイ経済の回復の遅れも指数下落に影響しているという。
この指数はUTCCが独自調査に基づいて毎月発表しているもの。タナワットUTCC学長は、「社会的弱者や身障者に政府から1人当たり1万バーツが給付されたものの、消費者の多くがタイ経済の速やかな回復に疑問を抱いている。北部では深刻な洪水被害が出ているが、バンコクなどを含む中央平野でも同様の洪水被害発生が危惧されている」と指摘する。