BOI特典申請 今年の投資額は過去最高を更新か 銀行系リサーチ会社が予測
クルンタイ銀行傘下のリサーチ会社「クルンタイ・コンパス」のアナリスト、カニット氏によれば、タイ投資委員会(BOI)にBOI特典付与を求めて提出される投資プロジェクトであるが、今年も昨年に続き、投資額が過去最高となる見通しという。要因としては、外国直接投資(FDI)が堅調であること、米国と中国の貿易面での緊張の高まりなどが挙げられるという。
国家経済社会開発評議会(NESDC)が先に発表したところによれば、BOIに対し昨年1年間で提出された特典申請は前年比40.4%増の3137件、投資額は同34.5%増の1兆1400億バーツだった。また、昨年BOI特典付与が決まった申請の投資総額は8500億バーツで、前年比72.5%増となった。
なお、民間投資は昨年、前年比1.6%減であったが、クルンタイ・コンパスによれば、今年は前年比3%増を予想しているとのことだ。