バンコク国際モーターショー2025、成約台数は中国メーカーが日本を抜きトップに

第46 回「バンコク国際モーターショー2025」での車両予約台数は合計7 万9941 台となり、前年比で44.8%増加した。メーカー別では、BYD が9819 台で首位。以下、TOYOTA(9615 台)、GAC(7018 台)、DEEPAL(6067 台)、HONDA(5948 台)と続く。車両予約台数の内訳は、自動車が7 万7379 台、オートバイが2562 台であった。また、xEV(電動車)の予約比率が全体の65%を超え、とりわけSUV タイプの人気が目立った。内燃機関車(ICE)は35%に止まった。



今回のモーターショーで予約台数が増加した要因として運営側は、①消費者の関心を集めた新モデル投入②各ブランドによる積極的な販売キャンペーン③品質保証の拡充によるブランド信頼性の向上④政府の支援政策の影響―などを挙げている。なお、モーターショーで行われた販促キャンペーンは全国の販売店でも採用されており、全国的な販売増にも期待する。
今回のイベントには自動車・オートバイを含む54 を超えるブランドが参加し、来場者は160 万人を突破。来場者数は前年と同レベルであったが、すべてのセグメントで予約数が好調だった。会場内の成約数では中国メーカーが4 万1158 台となり、日本メーカーの2 万9753 台を上回っているが、このうち、ローン審査を通過する件数がどの程度になるかは未定であり、実際の販売数が判明するのは1 ~ 2 カ月後となる。なお、3 位以下の国別メーカー順位は、韓国1089 台、米国1045 台となった。
次回の第47 回バンコク国際モーターショーは2026 年3 月25 日から4 月5 日まで、今回と同じくインパクト・チャレンジャー・ホール(ムアントンタニー)で開催される予定。