スリヤ運輸相 タイ米直行便再開に意欲 米連邦航空局が安全ランキング引き上げ
スリヤ運輸相はこのほど、タイを東南アジアにおける航空旅客サービスのハブとする戦略の一環として、タイと米国を結ぶ直行便を再開する方針を明らかにした。
タイを代表する航空会社であるタイ国際航空(THAI)はかつてバンコクとロサンゼルス、ニューヨークを結ぶ直行便を運航していたが、米連邦航空局(FAA)がTHAIの安全面のランキングをカテゴリー2に引き下げたことから2015年以降、直行便が停止されたままとなっている。だが、今年4月、FAAがTHAIのランキングをカテゴリー1に引き上げたことから、直行便再開が可能となった。
ただ、THAIの試算によれば、THAIが単独で直行便を運航した場合、燃料費高騰などの影響で採算がとれないため、他の航空会社とのコードシェア(共同運航便)が必要とのことだ。