ルーイ県のケーブルカー計画棚上げ 環境アセスメント再度実施へ
プラチャワート天然資源環境相によれば、タイ政府は12月4日の閣議で、ラオスと国境を接する東北部ルーイ県のプークラドゥン・ケーブルカー建設計画への予算2800万バーツの割り当てを見送った。これは周辺環境への影響が懸念されるため。
この計画は20年前に環境アセスメントが実施されて承認されていたものだが、ケーブルカーのデザインを刷新し、関係当局が新規に環境アセスメントを実施しなければ、この計画への予算割り当ては許可されない見通しだ。
ルーイ県選出の下院議員であったプアンペット首相府相は、「ケーブルカーを建設し、旅行者がプークラドゥン(クラドゥン山、標高1316メートル)に容易にアクセスできて、いつでも山頂からの景色を堪能できるようしたい。このプロジェクトは数十年前に承認されたものの、いまだに現実のものとはなっていない。ルーイ県民のためにプロジェクトを実現したい」と述べている。