サムイ島と本土を結ぶ橋梁建設 地元の観光と医療関係者が強く要望
タイ南部スラタニ県のサムイ島は世界的に知られた観光の島だが、この島と本土を結ぶ全長約18キロの橋梁建設を求める観光と医療の関係者の声が強まっているという。
総工費300億バーツ前後とみられるこの橋の建設については、2017年から要望が出ていたが、12月10日、ピパット観光スポーツ相と地元の観光事業者との話し合いで、これら業者から建設を強く求める意見が出たとのことだ。橋が建設されれば、交通の便が改善され、サムイ島を訪れる観光客が増加すると予想されるほか、島から本土への急病人の搬送も時間が短縮されるという。
サムイ病院によれば、病人の搬送にはスピードボートが使われているが、昨年1年間に搬送された病人は342人で、今年はすでに361人に達している。また、海が荒れた場合には搬送に6時間ほどかかったこともあった。