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タイ民間部門が出稼ぎ外国人の入国促進を政府に要請

近隣国からの出稼ぎ労働者に大きく依存している産業がタイには少なくなく、これらの産業では新型コロナ対策の制限措置により労働力確保が困難になっている。このため、タイ商工雇用者連盟のタニット副会長はこのほど、近隣国と取り交わす予定の覚書の下、ワクチン接種を済ませてタイに出稼ぎに来るミャンマー人、ラオス人、カンボジア人の入国を早期に許可するよう政府に求めた。

現在、タイの輸出入が回復してきたことから製品等の取り扱い量をコロナ禍前のレベルに戻そうとする事業所が多く、これに伴い、外国人の出稼ぎ労働者の需要が拡大しているという。

また、覚書については、新型コロナの感染拡大への懸念からか近隣3カ国と取り交わす時期をタイ政府が12月に延期したが、タニット副会長は、「それぞれの国でタイに送り込む労働者の選定や検査実施にある程度時間がかかるため、覚え書きは11月中に取り交わしておくべき」と訴えている。

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