【IT】タイのChatGPT利用者は過去1年で4倍、教育分野での効果が顕著
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バンコクで9月12日に開催されたフォーラム「AI LEAP」で、米オープンAIの戦略責任者ジェイソン・クォン氏がタイのAI利用状況などをテーマに講演した。カシコン銀行系IT子会社「Kasikorn Business-Technology Group (KBTG)」のルアンロット会長も登壇し、AIが社会や教育に与える影響を議論した。
クォン氏によると、「過去1年でタイのChatGPT利用者は4倍以上に増加し、特に18〜24歳の若年層が普及を牽引している。翻訳や学習支援、ライティングなど幅広い用途で活用されており、教育分野での効果が顕著」とのこと。
また、ルアンロット会長は「教育や創造活動のおいて平等な機会を提供する技術」と強調。タイの広告やコンテンツ産業が持つ創造力とAIを組み合わせれば、国際的競争力が高まる可能性があると指摘した。
会場ではAIがタイ社会に浸透するスピード感が示され、同国がAI先進国として飛躍する可能性を示した。参加者からは「AIは脅威ではなく、未来を拓く力だ」との声が多く聞かれた。
