【IT】 デジタル化の波に勝てず 「トゥルー・ショッピング」が14年の歴史に幕
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タイの通信大手トゥルーグループ系列のテレビ通販会社、トゥルー・ジーエス(True GS)が運営する「トゥルー・ショッピング」は、4月1日付で14年間の事業に終止符を打つと正式に発表した。同社は化粧品やファッションを中心に扱い、トゥルー・ビジョンズのケーブルテレビ網やCPオール、ザ・モール・グループなどの合弁で設立された事業者だ。
閉鎖の理由として、消費者行動のデジタルプラットフォームへの急速な移行と、業界内での競争激化を挙げた。タイのテレビショッピング市場は2011年の約52億バーツから2021年には約168億バーツへと10年で3倍超に拡大してきたが、近年はShopeeやLazadaといったECモールやライブコマースが爆発的に普及し、旧来型のテレビ通販モデルの競争力を根本から揺るがした。
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仕入れ先への未払い債務全額返済を約束
同社は事業停止にあたり、仕入れ先への未払い債務を30日以内に100%返済すると明言。また、業務停止の影響を受けた従業員についても、適切な補償と支援を講じると説明した。
タイの消費者の購買チャネルが急速にモバイル・ソーシャルコマース中心へと移行するなか、テレビショッピングという従来型ビジネスモデルの終焉を象徴する出来事として、業界に衝撃を与えている。
