【投資】BOI、総額9580億バーツの6大プロジェクトを一括承認
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タイ投資委員会(BOI)は5月6日の理事会で、6件の大型プロジェクトを合計9580億バーツ(約290億ドル)相当で一括承認した。TikTokのデータセンター(8420億バーツ)のほか、再生可能エネルギー、循環型経済、資源産業など多岐にわたる案件が含まれる。
プロジェクト別の内訳は次のとおりだ。ナコンラチャシマ県における89メガワットの風力発電事業「ダン・クン・トート・ウィンド・ワン」(47億バーツ)、P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)から独占ライセンスを受けて東部ラヨン県で廃プラスチックから再生ペレットを製造するピュアサイクル(タイランド)(81.8億バーツ)、チャイヤプーム県で塩化カリウム(カリ肥料の主原料)を生産するASEANポタッシュ・チャイヤプーム(314億バーツ)の3案件が非デジタル分野の主な承認プロジェクトとなる。
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ファストパスで投資の迅速化を推進
今回の承認と並行して、BOIは「タイランド・ファストパス」制度の第2陣として9件(合計520億バーツ)を選定した。このスキームは書類審査の簡略化と迅速な許認可プロセスを提供するもので、対象プロジェクトには1年以内に承認投資額の20%以上の実際の投資実行が求められる。BOIは電力供給の安定化と再生可能エネルギーへのアクセス改善についても関係機関との調整を急ぐ。また、理事会は、外国企業が屋根置き太陽光パネルを設置する際の電力事業認可条件の緩和や、独立電源供給(IPS)に関するルールの明確化を政府に求めた。タイの投資環境は地政学的な中立性を武器に外資を引き寄せており、今後の動向に注目が集まる。
