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【車両】ブリヂストンとispace、月面探査車用弾性タイヤ 29年の商用化目標

ブリヂストンとispaceが、小型・中型ローバー向けの弾性ホイールで協業を拡大する。月表面の極限環境に耐える金属ワイヤ構造×形状可変設計で走破性と耐衝撃性を高める。まず地上試験で性能を詰め、2029年の商用化を目指す。

ブリヂストンは2019年から研究開発を継続。2025年4月に軽量化コンセプトモデルを公開した。宇宙航空研究開発機構 JAXA(ジャクサ)の宇宙戦略基金の活用も視野に、日本の宇宙産業エコシステムへの波及を狙う。

月面移動体は、粉塵・岩塊・温度差など過酷条件下での信頼性が命となる。日系の素材・加工・センシングは補完性が高く、協業バリューチェーンの構築余地は大きい。デュアルユース(地上の鉱山・災害用途)も並走すれば、コスト逓減と市場創出が進む。

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