【経済】タイ第1四半期GDP成長率は2.8% 市場予想の2.2%を上回る
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国家経済社会開発評議会(NESDC)は5月18日、2026年第1四半期の実質GDP成長率が前年同期比2.8%だったと発表した。ロイター調査によるエコノミスト予測の中央値2.2%を上回り、前期の2.5%からも加速。前期比(季節調整済み)でも0.7%増と堅調だった。
成長を牽引したのは物品輸出の伸びで、前年同期比で15.5%増加。民間投資も10.1%増と大幅に拡大している。これには、設備・機械投資と建設投資が寄与した。
ダヌチャNESDC事務局長は輸出額が17.8%増加したと報告。通年の成長率見通しを1.5~2.5%のまま据え置くことにした。ただ、エクニティ財務相は、これまでの数値は3月に本格化したエネルギー危機の影響を反映していないと指摘。その上で、4月のインフレ率は2.9%に跳ね上がり、年内に5%に達する可能性もあるとの見通しを示す。 一方、外国人観光客数は第1四半期に930万人と前年比で2.4%減少しており、中東紛争による航空運賃高騰が観光セクターの重しとなっている。なお、政府は4000億バーツの緊急借入令を発動し、生活費支援と中小企業の資金繰り対策に充てる方針を打ち出している。
