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【IT】データセンター投資の成功を左右する鍵は電力インフラ 米調査会社が指摘

人工知能(AI)の普及を支える「データセンター」への投資は、依然として採算性が高く魅力的な分野だとする調査を、米調査会社ガートナーが発表した。データセンターとは、大量のコンピューターを集めて設置し、インターネット上のサービスを支える巨大な施設のことだ。ただし投資の成功には、3つの制約に注意を払う必要があるとガートナーは指摘する。

まず、AI処理に特化した高性能な半導体「GPU」など、主要部品の入手のしやすさとコストだ。GPUはAIデータセンターの中核部品で、投資額全体の中でも最も大きな割合を占める。ただ、供給が逼迫しており、導入時期やコストに大きな影響を与えかねないという。

二つ目は、データセンターを建設・運営する際の費用と手間だ。土地の取得、建物の建設、電力の確保、周辺設備の整備など、規模が大きくなるほど資金負担が増し、技術的にも複雑になっていく。

そして最後が電力インフラ。政府や投資家は、送配電網の強化やクリーンエネルギーの拡大、長期的に見て価格競争力のある電力供給の確保を優先すべきだとガートナーは訴える。この土台がなければ、大規模なデータセンターの開発を続けることは難しいという。

世界全体のデータセンターの電力消費量は、2026年に565テラワット時に達すると見込まれ、2025年の447テラワット時から26%増える見通しだ。またタイでは、データセンターへの投資額は2030年までに43億1000万ドルに達すると別の調査会社が予測している。

投資判断は一時的な流行ではなく、実際に見込める需要に基づくべきだともガートナーは指摘する。発表された計画のすべてが実現するわけではないためだ。電力や水資源など、地域ごとの強みを踏まえた立地戦略を練ることが、効率よく持続可能な投資につながるとガートナーは結論づけた。

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