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【経済】タイ株式市場 SET指数が1640ポイントに接近 一部で過熱感も

タイの株式市場が堅調な値動きを続けている。ベンチマークとなるSET指数は、先週1640ポイントに接近する場面があり、海外投資家からの継続的な資金流入が相場を押し上げている。前週末時点の指数は1639.04ポイントで、前日比3.75ポイントの上昇となった。

大型株で構成されるSET50指数も上昇しており、幅広く資金が株式に向かっていることがうかがえる。世界的に予想を上回る好決算が相次いだことも、投資家心理にとっての追い風となっている。

市場をけん引する銘柄群にも変化が見られる。これまで相場の中心にあった銀行株や大型優良株から、エネルギー・石油化学関連株、そして今後の増益が見込まれる銘柄へと資金の流れが移行。国内では電力の直接購入制度の進展や、データセンターへの投資拡大、エネルギー分野の各種政策措置が、引き続き中期的な株価の押し上げ要因になっているとみられる。

一方で、市場全体として上昇局面が続く中、株価水準がすでに割高な銘柄も増えてきているとの指摘がある。証券会社のアナリストは、業績の裏付けを伴わない銘柄への資金集中には注意が必要だと警鐘を鳴らす。短期的な海外資金の流入を歓迎する声がある一方で、タイ経済の構造的な課題や値動きの荒さが、長期的な市場の安定を脅かしかねないとの懸念も根強く残っている。

なお、タイ証券取引所のアサデート理事長は、短期的な海外資金の流入を前向きに評価する一方、タイが目指す経済協力開発機構(OECD)加盟に向けては、構造改革や市場の透明性向上が引き続き課題になると指摘する。

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