【不動産】タイAWC チャオプラヤ川沿いに29億バーツを投資し高級ホテル開発へ

タイの大手不動産・ホスピタリティ企業アセット・ワールド・コーポレーション(AWC)が、バンコクを流れるチャオプラヤ川沿いの一等地に、約29億バーツを投じて超高級ホテルを新設する。現在「リバー・ガーデン」として知られる敷地を、18階建て、146室のホテルへと建て替える計画で、国際的に知られる「プラザ・アテネ」ブランドで運営する。延べ床面積は2万平方メートルを超え、開業は2028年を予定している。
新ホテルは、AWCがチャオプラヤ川沿いで展開する11カ所のライフスタイル拠点をつなぐ「AWCリバーサイド・ジャーニー」構想の一部に位置づけられる。ウェルネスや飲食、ライフスタイル体験を融合した超高級ホスピタリティを提供し、宿泊客が川や周辺コミュニティーとより近く触れ合える環境を目指すという。
AWCのワラパー・トライソラット最高経営責任者(CEO)兼社長は、チャオプラヤ川が古くからバンコクの人々やコミュニティー、商業、歴史、文化をつなぐ役割を担ってきたと説明し、今回の構想はその伝統に着想を得たものだと述べた。バンコクとタイの魅力を国際的な観光客に発信し、持続可能な世界的観光地としての地位を強化する狙いもあるという。
同構想には、既存の「アジアティーク・ザ・リバーフロント」や「ザ・ホテル・プラザ・アテネ・バンコク」、開発中の「ザ・リッツ・カールトン・バンコク・ザ・リバーサイド」なども含まれ、ソンワット地区やヤワラート地区(中華街)といった歴史的な地区とも結びつけられる。
バンコクのチャオプラヤ川沿いでは、AWCのほかにも複数の大手企業が高級ホテルや複合開発を進めており、タイの都心観光・ホスピタリティ市場への投資が活発化している。出張や視察でバンコク都心を利用する日系企業にとっては、宿泊施設の選択肢拡大とあわせ、周辺地価や賃料の動向にも目を配りたい。
