【IT】シンガポール観光局とOpenAI提携 AI導入で2040年観光戦略を推進
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シンガポール観光局(STB)はOpenAIと覚書を締結し、観光分野での高度AI活用を進めると発表した。アジアの国家観光機関として初めてOpenAIの技術を全面導入するものであり、観光立国としての競争力強化を狙う。
協力内容は、旅行者への多言語サポート、個別ニーズに応じた提案、バーチャル体験の提供など多岐にわたる。さらにマーケティング戦略の高度化や、産業全体の効率向上につながることが期待されている。STBは「Tourism 2040」計画の中で、AIが観光産業の生産性と持続性を高める鍵になると位置づける。
シンガポールはアジア観光の中核であり、同国の取り組みはタイを含む周辺国の観光政策にも影響を与える可能性が高い。STBが掲げる「Tourism 2040」は持続可能性とデジタル化を重視しており、アジア全体の観光ビジネスにおける新たな潮流を先取りする動きとして注視されている。
