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【資源】タイ石油開発公社、タイ初の二酸化炭素回収・貯留事業に着手

タイ石油開発公社(PTTエクスプロレーション&プロダクション/PTTEP)は、タイ湾アルティット鉱区においてタイ国内初の二酸化炭素回収・貯留(CCS)プロジェクトに本格着手する。2028年操業開始予定で、年間100万トンを地下1000~2000メートルに貯留する。

投資額は年間100億バーツ、5年間で累計500億バーツ。エネルギー省も「国家的モデル」と位置付け、NDC削減目標に組み込む。

さらに東部経済回廊(EEC)での「CCSハブ」構想も進行中。これはラヨン県やチョンブリ県の工業地帯から排出されるCO2を湾内に貯留する計画。PTTグループは2030年までに温室効果ガス15%削減を目標とする。 タイのネットゼロ目標(2065年)に向け、重工業系日本企業の排出対策とも関連が深い動きとなっている。

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