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【社会】米空母リンカーン寄港、5000人がパタヤへ 最大1500万バーツ効果期待

米海軍の原子力空母エイブラハム・リンカーンを中心とする空母打撃群が、タイ東部のレムチャバン港に寄港し、乗組員約5000人が休養のため上陸した。中東での任務を含む280日を超える長期展開後の寄港で、タイ軍との合同演習ではなく、あくまで休息と補給を目的とした立ち寄りだという。乗組員のおよそ6割はビーチリゾートのパタヤに向かうとみられている。今回の寄港は、同艦にとって今回の任務で初めての本格的な上陸機会になるという。

パタヤのポラメート市長は、乗組員1人当たり1日1000〜3000バーツ程度の消費が見込まれ、市全体では最大1500万バーツの経済効果が期待できると指摘。チョンブリ県の観光業界団体によると、閑散期にあたる現在、同県のホテル稼働率は一部で15〜20%まで落ち込んでおり、来訪者数も前年から2〜3割減少しているといい、今回の寄港は地元経済にとって思わぬ追い風となりそうだ。パタヤ市警察や関係機関は、上陸に先立ち米海軍の警備担当者と綿密に打ち合わせを行い、陸海両面での安全確保にあたった。

一方でパタヤ市は、乗組員に対し大麻ショップや薬局への立ち入り、水上アクティビティへの参加を禁止。歓楽街ウォーキング・ストリートからは午前2時までに退出するよう求めるなど、一定の行動制限も設けた。市は地元事業者に対しても、法外な料金の請求を避け、安全を最優先するよう呼びかけている。パタヤは米国の軍事的なつながりが深く、ベトナム戦争時代には米空軍のウタパオ基地が置かれ、多くの米兵が滞在する保養地として発展してきた歴史を持つ。

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