【貿易】中国内陸の重慶・成都・西安、タイ企業の対欧州貿易新拠点として急浮上
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中国内陸部の重慶、成都、西安といった新興大都市が、タイ企業にとって高度なサプライチェーンや対欧州貿易ルートへの新たな窓口として存在感を高めている。従来の沿海部都市中心の貿易構造からの転換が進みつつある。
重慶は、鉄道と海運を組み合わせた国際陸海貿易新回廊の拠点として整備が進み、東南アジア諸国からの貨物を欧州へ運ぶ新たなルートとして注目されている。海路に比べて輸送日数を10〜20日程度短縮できるとされ、通関手続きの簡素化も進んでいるという。重慶はノートパソコンなど電子機器の世界的な生産拠点としても知られ、電気自動車関連の製造拠点化も進んでいる。成都や西安も同様に、電子部品や精密機器の製造拠点として発展しており、欧州向け鉄道貨物網の起点としての機能を強めている。これらの都市は「一帯一路」構想の枠組みのもとで整備が進められてきた経緯があり、東南アジアと欧州を結ぶ陸路輸送の要としての位置付けを強めている。
タイにしては、こうした中国内陸都市との連携強化により、電子部品や自動車部品の調達先を多様化できる可能性がある。また、東南アジアと中国、欧州を結ぶ高速鉄道網の整備が進めば、タイから中国内陸部を経由して欧州へ製品を輸送する新たな選択肢が広がることも見込まれる。ラオス・中国鉄道の延伸計画が進展すれば、タイと重慶などの内陸都市との接続は一段と強まる可能性がある。
