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【デジタル】タイのデジタル産業が27年に3兆B規模 AIけん引で年成長加速

タイのデジタル経済社会省(MDES)所管の公的機関「depa」とバンコク拠点の民間リサーチ・研修・コンサル会社「IMC」の調査によると、タイのデジタル産業は27年に約3兆バーツへ拡大する見込みだ(24年見通しは約2.69兆)。牽引役はAIを含む新技術で、25〜27年はAIサービス分野が年10〜14%で成長。内訳は、ハード・スマートデバイスで年6〜7%、ソフトで年4〜6%、デジタルコンテンツで年1〜5%の伸びを見込む。

24年の伸びを見ると、ハード・スマートデバイスが前年比26.6%増の約1.85兆バーツと突出。世界景気の持ち直しとスマート機器需要の増加が背景で、輸出は同23%増の約1.22兆バーツ、輸入は同34.4%増の約6240億バーツに達した。ソフトは同8.46%増の2330億バーツ、内訳はサービス1450億バーツ(同8.57%増)、製品881億バーツ(同8.26%増)。電子商取引関連ではeリテール1170億バーツ(同46.3%増)、eロジ1090億バーツ(同17.6%増)などが押し上げた。

雇用面ではソフトが同23.8%増の17万5254人、デジタルサービスは同6.23%増の8万6177人、ハード・スマートデバイスは再編と自動化が進んだことで同5.05%減の30万5875人となった。

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