【製造】中国Homa、タイのアマタ工業団地に31億バーツ投じ冷蔵庫工場建設へ
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タイの工業団地大手アマタ・コーポレーションは9月16日、中国の冷蔵庫大手ホーマ(Homa)がチョンブリ県のアマタ工業団地に31億バーツを投じて生産拠点を新設すると発表した。年産能力は150万台を見込み、輸出額は年間120億バーツを目指すという。アマタのウィクロム最高経営責任者(CEO)が明らかにした。
ホーマは冷蔵庫や冷凍庫を手掛ける世界的なメーカーで、大手家電ブランド向けにOEM(相手先ブランドによる生産)も請け負っている。タイの新工場では、省エネ性能に優れた冷蔵庫やスマート冷蔵庫、欧州連合(EU)の省エネ基準に対応した高性能な冷凍庫を中心に生産する計画だ。世界的に省エネ家電への需要が伸びていることをにらんだ布石とみられる。
ホーマ側は、部品の現地調達比率を50〜60%まで引き上げる方針も示す。稼働後は最大3000人の新規雇用を見込む。ウィクロムCEOは、中国企業が工場用地だけでなく、部品供給網や労働力、電力や物流網、輸出市場までを一体で見られる産業エコシステムを重視する傾向が強まっていると説明した。
ホーマのタイ法人トップを務めるマイケル・ヤオ氏は、東部の戦略的な立地や港湾へのアクセスの良さ、周辺のサプライチェーンの厚みを高く評価したと話す。アマタはこれまでも中国資本の誘致に力を入れており、20年以上にわたって蓄積してきた実績があるという。
タイの東部経済回廊(EEC)は、日系企業の集積地としても知られる地域であり、家電・電子部品分野で中国資本の投資が加速している状況は、既存の日系サプライヤーにとって取引先の裾野が広がる好機にも、価格競争が厳しくなる要因にもなり得る。
