【物流】台湾ALP、タイに100億バーツ規模のスマート倉庫を建設 アジア最大
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台湾の物流不動産大手アライ・ロジスティック・プロパティー(ALP)が、タイに100億バーツを投じてスマート倉庫「オメガ1バンナー」を建設する。同社にとってアジア最大級の物流施設となる見通し。
計画によると、施設はバンナーからタイ東部経済回廊(EEC)へつながる物流動脈沿いに立地し、延べ床面積は26万平方メートルを超える。倉庫内には自動保管システムを備え、入居する事業者が自前でロボットや物流インフラへ投資せずに、自動化された保管サービスを利用できる点が特徴だ。
タイでは労働力不足に加え、24時間以内の配送を求める荷主の要望が強まっており、物流事業者には生産性向上への圧力が高まっている。人手をかけずに保管業務を回せる自動化倉庫は、こうした課題への有効な解決策として注目されている。ALPによると、こうした需要の高まりを背景に投資を決めた一方、導入コストの高さや自社内のノウハウ不足が倉庫の自動化を妨げる要因として依然残っているという。
ALPは「オメガ」ブランドの倉庫網をアジア各地で展開しており、マレーシアやシンガポールでも同様の自動化倉庫を稼働・開発中。タイでの投資は、これら地域拠点網の一角を担う位置づけとなる。
タイは東南アジアの物流ハブとしての地位を強めており、EECを軸としたサプライチェーン再編の動きが続いている。タイに製造拠点や販売網を持つ日系企業にとっても、部品や完成品の在庫管理、配送効率の改善につながる倉庫インフラの充実は関心の高い分野だ。今回のような外資による大型物流投資が相次げば、賃料や利用条件の面で選択肢が広がる可能性もあり、特にEC事業者や日用品メーカーの委託在庫拠点としての活用が見込まれる。
