【三面】エイズ寺元住職を逮捕 巨額寄付横領や資金洗浄容疑
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タイ警察は8月26日午前1時ごろ、中部ロッブリ県のプラバートナームプ寺の元住職(65)を資金横領などの容疑で逮捕した。同寺は約30年前から末期HIV感染者を受け入れるホスピスとして知られ、巨額の寄付が集まっていた。
警察によれば、僧侶はタイではみなし公務員にあたり、元住職には横領、資金洗浄、背任行為などで逮捕状が出ていた。逃走の動きがあったため、警察は緊急逮捕に踏み切った。
元住職は東北部コンケン県出身で、本名はクリエンクライ・ペットケオ、愛称は「ジョージ」と明かした。社会的信用が厚い宗教施設を舞台にした事件であり、今後の捜査の行方が注目される。
