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【物流】物流分野への外国投資 7月は25.6億バーツ 港湾施設運営に投資集中

タイ商務省貿易政策戦略室(TPSO)によれば、25年7月の物流分野への外国投資は25億6000万バーツで、同分野全体の14.8%を占めた。主要な投資国は中国、オランダ領アンティル、シンガポール、オランダ、香港だ。港湾施設運営(貨物取扱い除く)への投資が目立ち、港湾周辺の付加価値サービスの高度化が進む。

一方、レムチャバン港の混雑解消のため、港湾当局はトラックのデジタル予約・隊列管理(Truck Queue)の常時運用や、電子デリバリーオーダー(e-D/O)の実装を急ぐ。国単一窓口(Thai NSW)を介した電子化で、通関前の待ち時間短縮と人手依存の削減を図る。大型荷が増えるなか、港湾ITの刷新と民間投資の呼び込みで、コストと時間の両面の改善が期待される。
通関の電子化は不正の抑止と透明性の向上に役立つ。e-D/Oは船社と荷主、代理店のやり取りを電子化することができ、書類の持参や現場での待機を大きく減らす。Truck Queueはゲート前の滞留を抑え、港内の安全とCO2削減にも寄与する。

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