【運輸】トラン県でタイ初の水上機ポート開設へ 年内試行で安全性確認
広告
タイ民間航空局(CAAT)は、南部トラン県クラダン島に国内初の水上機ポートを年内に試行開設すると発表した。マナットCAAT局長は「安全性や法規制、地域社会や環境への影響を確認する実証運用となる」と説明。今後の展開に向けた「サンドボックス」と位置づけた。
水上機ポートは官民の支援を得て計画され、観光需要や地域交通の選択肢を広げる狙いがある。観光資源の多いプーケットも候補地だが、波や風の条件が厳しいため、まずは波が比較的穏やかなクラダン島で実証する。 タイは水上機の運航実績がなく、制度面や安全基準の整備が必要とされてきた。今回の試行が成功すれば、南部観光の新たな魅力づくりにつながる可能性がある。
