【車両】BYDタイ工場から欧州へ初出荷 年内1万台輸出を計画
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中国EV大手BYDは、タイ・ラヨーン県の工場で生産した電気自動車「BYD DOLPHIN」左ハンドル仕様959台を欧州に向けて初めて出荷した。出荷先はドイツ、ベルギー、オランダであり、航海日数は約35日と見込まれている。
BYDタイランド社によれば、2025年のタイ国内自動車販売は60万台前後で、そのうち約10万台が電気自動車(EV)になると予測。同社は政府のEV3.0政策の枠組みを活用し、タイを世界的なEV生産拠点へと押し上げる方針だ。
タイ工場は中国国外で初のBYD工場であり、年間生産能力は15万台。現在は月産5000台規模で、部品調達の40〜50%を現地調達している。生産車種は「DOLPHIN」「ATTO3」「SEALION6 DM-i」「SEAL5 DM-i SUPER HYBRID」の4モデル。 2025年は欧州、オーストラリア、ASEAN向けに1万台以上の輸出を目指し、2026年には欧州市場向けモデルの追加投入も計画している。
