【物流】市民グループがタイ南部経済回廊と陸上連絡構想の再考求める
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市民ネットワークが、南部経済回廊(SEC)とランドブリッジ計画の再考をタイ新政権に求めている。理由は、環境影響の不確実性、財政負担の重さ、そして政府の任期が限られるなかで拙速への不安だ。陸海物流ハブをねらう大型構想は投資誘致と雇用拡大の両面で魅力はあるが、沿線の生態系と地域の暮らしに与える影響が読みにくい。市民側は、まずは目の前の課題、すなわち物価、賃金、交通、医療などに集中し、分断を生む大型案件は熟議を経て進めるべきだと訴えた。
これに対し政府側は、意見聴取の場を増やし、情報公開を進めることを約束した。
