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【不動産】バンコクで中国系事業者による違法短期賃貸横行 当局が摘発強化へ

バンコク都内で中国系事業者が運営するとみられる違法な短期賃貸が摘発されている。複数のコンドミニアムで日貸しが行われており、そのため住民から騒音や治安への懸念が寄せられたことで調査が開始された。

問題が表面化したのは、SNSに「コンドを日貸しする事業者が鍵を街中に保管している」との投稿が拡散されたことによる。実際、ソムタム店近くのロッカーから鍵入りのボックス6個が見つかり、スクムビット42通りでは高さ1.5メートルの木箱に29個の鍵が収納されていた。木に括りつけられた鍵も確認され、警察は同一ネットワークの不法賃貸とみて調べている。住民らは、中国人入居者の騒音や共有スペースの乱雑利用、さらには性風俗や映像撮影への転用疑惑も指摘されている。

タイでは2004年施行のホテル法により、適切なホテル登録なしに日貸しすることは禁止されている。そのため、コンドミニアムではセキュリティとプライバシーを理由に短期賃貸を禁じている。違反者は最高2万バーツ以下の罰金に加え、営業継続1日ごとに1万バーツが追徴金が科される。

当局では今後、摘発を強化し、コンドミニアムの不正利用を厳しく監視する方針だ。

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