【三面】タイ当局が覚醒剤360キロ押収 南部ソンクラ県など2件摘発
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タイ麻薬制圧委員会事務所(ONCB)は、2度の摘発で計360キロの覚醒剤を押収したと発表した。まず南部ソンクラ県で民間会社の荷物から12個の小包に分けられた240キロを押収。その後、軍当局が放置されたピックアップトラックを発見し、120キロを押収した。
国連薬物犯罪事務所(UNODC)によれば、メコン地域は世界有数の覚醒剤供給地であり、タイは主要通過国となっている。2024年の押収量は過去最高を記録しており、タイ政府は国境警備強化や国際協力を進めている。麻薬密輸の背景には、山岳地帯の少数民族による製造拠点と国際犯罪組織の関与があるとされ、治安と経済への深刻な影響が懸念される。
