【商業】レストラン業界、年末商戦に活路 価格競争の懸念も
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タイのレストラン業界は、年末に向けた需要回復に期待。タイレストラン協会によれば、カンボジアとの国境緊張が幾分緩和されたことで観光・外食需要にプラスの効果が出ているという。
ただ、9月は官公庁の人事異動期に伴う送別会・セミナー需要が見込まれる一方、経済が停滞すれば年末宴会の予算削減が懸念されるなど先行き不透明は消えない。
一方で消費者は「コストパフォーマンス」を求める傾向を強めており、大手外食チェーンは価格訴求型キャンペーンを展開。規模の大きいチェーンは仕入れコスト削減で対応可能だが、中小店は価格競争に耐えられず淘汰のリスクも高い。 スキヤキ店「SukiTeenoi」を運営するBNNレストラングループは、大衆市場を狙う戦略により中間層の取り込みを図る。「価格競争よりブランド認知度向上を重視し、マーケティング活動を展開する」と経営陣は強調する。
