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【三面】タイ東北部ルーイ県で母親が12歳の娘に売春強要し逮捕 買春客も特定

タイ東北部ルーイ県プークラドゥン郡で12歳の娘に売春を強要していた母親(31)が警察に逮捕された。警察は少女を買ったとされる地元住民6人を特定しており、今後逮捕に向けて捜査を進めている。逮捕は、女性や子供の人権問題に取り組む団体からの通報を受けて実現した。

タイにおける児童売春は依然として深刻な社会問題であり、国際的な人権団体からも厳しい視線が注がれている。国連児童基金(UNICEF)の報告によれば、東南アジア地域では児童売春や人身取引が根強く存在しており、貧困や教育機会の欠如が背景にあるとされる。

今回の事件を受け、タイ警察は「子供の人権を侵害する行為を徹底的に取り締まる」との姿勢を示した。社会開発・人権保障省も、被害児童の保護と心理的ケアを強化する方針だ。

一方で、地方部では依然として児童労働や性的搾取が発生しており、専門家は「法的枠組みだけでなく、地域社会の監視体制や教育支援を拡充しなければ根本的解決は難しい」と警鐘を鳴らす。

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