【社会】バンコク都内の陥没道路 10月8日までに復旧の見通し
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バンコク都ドゥシット区のサムセーン通りで大規模な道路陥没が発生したが、現場を視察したバンコク都知事は、土嚢や生コンの投入が進められており、10月8日までに復旧を完了し通行を再開できるとの見通しを示した。
陥没は9月24日朝から始まり、サムセーン警察署によれば、基礎部分の土砂が大量に流出し、建物を支える地中パイル数本が宙に浮いた状態となった。周辺住民は建物倒壊の危険性を懸念しており、都は安全確保のため一部道路を封鎖している。
都市型インフラの事故は交通や物流に大きな影響を与える。特にバンコク中心部の交通量は1日当たり数十万台規模であり、主要道路の通行止めは経済活動に直結する。バンコクポスト紙は「復旧が遅れれば通勤や配送コストが上昇し、経済的損失が膨らむ可能性がある」と報じた。
バンコク都当局は今回の陥没を契機に、下水道や給水管など都市インフラ全体の点検を強化する方針を示している。
