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【社会】バンコクの道路陥没で警察署に被害 幹部は「取り壊し不要」と発表

バンコク都ドゥシット区サムセン通りで大規模な地盤陥没が発生したが、現場に隣接する新築のサムセン警察署が深刻な影響を受けた。基礎部分の土砂が大量に流出し、建物を支える地中のパイルがむき出しとなり、その一部は宙づりの状態。このため、一部では取り壊しの必要性を指摘する声も上がっている。

しかし、コンチャイ警察庁副長官は「適切にパイルを補強できれば取り壊す必要はない」との見解を示した。ただ、「補強には巨額の費用が伴う可能性がある」と懸念する専門家もおり、今後の対応が注視されている。

バンコクでは過去にも地盤沈下や陥没が繰り返し発生しており、タイ地盤工学協会は、都市インフラの老朽化と地下水利用が要因の一つと指摘。今回の事例は、都市開発と安全対策の在り方を改めて問い直す契機となっている。

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