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【政治】タクシン元首相の恩赦請求に専門家が「司法制度の信頼を揺るがす恐れ」

収監からまだ1カ月に満たないタクシン元首相が、恩赦による減刑を国王陛下に請願するための手続きを進めたことが明らかになった。これに対し、著名な法律専門家2人は、今回の手続きは法制定時の想定を逸脱しており、司法制度の信頼を揺るがす恐れがあると指摘した。さらに、法相が刑事的責任を問われる可能性があるとも述べ、強い懸念を示した。

タイでは恩赦制度が広く認められており、社会的和解を目的として歴代政権で活用されてきた経緯がある。しかし、収監から短期間での請求は異例であり、国民の間でも不公平感を招くとの見方が強い。司法関係者は「制度の乱用は国際社会からの信頼低下にもつながりかねない」と警鐘を鳴らす。

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