【社会】バンコク都内の道路陥没事故で新築のサムセン警察署を解体へ
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9月24日早朝、バンコク都ドゥシット区サムセン通りの一部が大規模に陥没した事故の影響で、隣接する新築のサムセン警察署が取り壊されることになった。基礎部分の土砂が流出し、建物を支える地下パイルが宙に浮いた状態となり、崩壊の危険が高まったためだ。
当初はパイルの補強で安全性を確保できるとされていたが、調査の結果、長期的に安定を保証できないと判断された。バンコク都庁(BMA)は周辺道路の復旧と安全確保を最優先するとしており、工事は段階的に進められる見通し。
タイ工業省の統計によれば、バンコク都内では近年、地盤沈下が年平均1〜2センチ進行しており、インフラ整備への影響が指摘されている。専門家は、都市開発における地盤対策を強化する必要があると警鐘を鳴らしている。
