【政治】タイ政府、米大統領書簡への返答協議 「重火器撤収と民間人退去が焦点」
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アヌティン首相は10月9日、タイ外務省での政策説明の場において、タイとカンボジアの国境係争地に関する和平協定締結には「重火器の撤収と民間人の引き揚げ」が不可欠であると強調した。これは、トランプ米大統領が和平協定締結への立ち会い意向を示したことを受けたもの。
タイ外務省では同日、トランプ大統領からの書簡に対する返答や、今後のカンボジア側との交渉準備について協議が行われた。両国の国境地帯は過去にも武力衝突が発生しており、和平実現には実務的な安全確保措置が不可欠とされる。タイ外務省によれば、ASEAN枠組みでの調整も視野に入っており、地域の安定に向けた交渉の行方が注目されている。
