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【三面】チャチュンサオでタイ人女性が自殺 盲目の外国人夫は気付かず 生活苦か

チャチュンサオ県で、盲目のドイツ人男性(69)と妻のタイ人女性(53)が暮らしていた2階建て住宅で、妻が首をつって死亡しているのが発見された。第一発見者の近隣住民によると、女性は自宅階段の手すりで首をつっており、夫は屋外に座ったまま状況を把握していなかった。

警察によると、夫妻は約1年前から同地に居住していた。現場には争った形跡はなく、遺書なども見つかっていない。夫は警察の事情聴取に「最近、妻は生活費の不足を気にしていた」と話していたという。

タイ警察庁の統計では、タイの自殺率は10万人あたり8.4人(2024年)で、経済的困窮や家族間の不和が主因とされる。社会開発人間安全保障省は、地方コミュニティでの心理相談体制を強化する方針を示しており、今回のケースも支援体制の不備が浮き彫りとなった形だ。

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