【政治】タイ副財務相に国際詐欺関与疑惑 首相が説明文書の提出を指示
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アヌティン首相は10月21日の閣議後、ウォラパック副財務相が国際詐欺組織と関係していると報じられた件について、本人に対し釈明文書の提出を求めたことを明らかにした。報道によれば、カンボジアを拠点とする詐欺ネットワークに政治家7人が関与しており、そのうちの1人が同副財務相とされる。
この国際詐欺グループはSNSを利用した投資詐欺や「恋愛詐欺(ロマンススキャム)」を行っていたとみられ、被害はタイ国内外で数千万バーツ規模に上ると警察当局はみている。財務省は内部調査の結果を近日中に公表する予定であり、透明性確保の観点から政府内でも注目が集まっている。アヌティン首相は「政府関係者が不正に関与していれば厳正に処分する」と強調した。
